危篤・臨終にさいして

危篤(きとく)とは

病気やケガなどにより身体状態が悪化し、「生命」(いのち)に危機が迫っている状態を指します。

危篤と診断された場合、回復する見込みは低く、息を引き取るまでそう長くないという判断にいたったといえます。

早急に、近しいひとへの連絡を

医師から危篤を告げられたら、早急に、亡くなる前に合わせておきたい人たちに連絡を取りましょう。

連絡する順序は、家族➡近親者➡親しい友人などが一般的です。
話す内容は、できるだけ簡潔にしましょう。慌てず要点だけをしっかりと伝えましょう。

要点は、

1.危篤の人の姓名

2.危篤の人のいる場所

3.簡潔な様態

4.いつまでに来てほしいか

5.連絡者の名前と連絡先(携帯電話)

伝えるべき内容をあらかじめメモしておきましょう。
又、事前に連絡先リストを用意しておくのもお進めいたします。

臨終(りんじゅう)とは

死にぎわ。又は死ぬこと。
一般的には、息を引き取る時に使われる言葉です。

臨終を迎えたら

医師に診断書をかいてもらいます。

病院で亡くなった場合は、看護師がご遺体の処置を行った後、主治医が死亡診断書を書いてくれます。

自宅で危篤状態になった場合は、ただちに医師をよんで、亡くなった場合は、
死亡診断書を書いてもらう必要があります。

医師にどうしても連絡が取れない場合は110番へ連絡し警察医をよびます。
自然死が確認されるまで、ご遺体を動かしてはいけません。

死亡診断書は非常に大切なものですので保管には十分注意しましょう。火葬や埋葬時に必ず必要な書類です。

末期(まつご)の水をとるとは

一般的には、医師から臨終を告げられたら、その場に居合わせた家族、友人など全員で「末期の水を」とるものでした。きれいな布とうで水をふくみ故人の口元をそっと優しく含ませるようにすることを意味します。

現在では、あまり見なくなりましたが、場合よっては血縁者が集まりやすい納棺の際に行うこともあるようです。
宗派によっては行わない場合もあります。

現場にて気になる方は、そっと葬儀社に尋ねられるのもよいとおもいます。