通夜までにすること

喪主(もしゅ)とは

喪主とは、

「喪に服する主」つまり故人からみて最もちかしい人、
またはこれから故人のお葬式を中心的に取り仕切る人が喪主をつとめます。

主に故人の配偶者や子が、この役割を担います。

喪主の役割

1.寺院とのやりとり

1.葬儀の打合せ

1.遺族代表としての挨拶や僧侶への対応

1.年忌法要を営む

喪主の決め方

喪主の決め方については、法律などの決まりはありません。親族間で話合って決めるのが基本です。
配偶者や子、または血縁関係において故人ともっとも近しい人、将来的に故人の供養を中心となって執り行う人が喪主を努めることが一般的です。

戒名(かいみょう)と法名(ほうみょう)とは

戒名とは

仏教において仏様の戒めを受け、仏門の世界に出家した者だけに与えられる名前でした。

俗世間に生きてきた人間が、「仏の道」すなわち仏問に入った証拠でもあり、以後仏教における戒律を守り通す約束として与えられた名前です。

戒名を与えるとは、「人間は死後、仏の世界に旅立つ」という、仏教独自の教えや考え方が元になっています。

どんな悪人であろうと、死後は仏様の御許し(おゆるし)に導かれ、成仏(じょうぶつ)するという考え方ら、なくなった人に対して仏教では戒名を与える週刊が生まれてきたようです。

この風習は他の仏教国ではあまり見られない風習です。
授(さず)けられる戒名にはランクが見られます。

戒名を授かるにあたっては

生前における社会的な地位や社会への貢献度檀家としてお寺にどれだけ貢献したかなどが、その判断材料とされているようです。

院号(いんごう)とは

院号とは、生前にどれだけ仏教に帰衣帰依(きえ)したか、あるいは社会的にどれだけ高い足跡を残したか、または、宗派や寺院に対してどれほど多大な貢献をしたかなどによってつけられる「号」です。
具体的には戒名の冒頭「〇〇院」「〇〇院殿」の部分をいいます。

法名とは

仏教の中で、浄土真宗という宗派のみに使用される戒名にあたる名前を「法名」と称しています。

法名が死者(故人)に対して与えられる名前であると、一般的に思われがちな点ですが、正式には、生前に「仏弟子」として誓いを立てて生きている時に授かる名前です。