数珠とは

数珠(じゅず)は、どうしても必要ですか?

葬儀に数珠は必要か

数珠とは、仏教徒が持つ仏具の一つです。魔除けや厄除けが本来の目的で、日頃から身につけてもつものです。

葬儀では、必ず必要かというと、本来の意味からすると、絶対に必要なアイテムではありません。

仏式の葬儀ではもっているのが無難とされています。

持っていないとマナー違反にはなりませんが、参列者の中には仏様に対して失礼だと考える方もおられ、そのような方に不快に思われてしまう可能性もあります。

神式・キリスト教式では、数珠は使いません。

数珠の種類

正式数珠

煩悩の数と同じ108個の珠が連なったものです。

略式数珠

57個や27個の珠が連なったものです。
正式と略式どちらの数珠を使用するかは、宗派により異なりますが、一般的には、略式の数珠で良いとされています。

葬儀に数珠を忘れた場合は?

基本的には、貸し借りは良くないとされています。

数珠は、使っている方の魔や厄から守る役割や、自分の分身という意味をもつ仏具です。

誰かに借りることなく、心をこめて故人を偲び焼香することの方が大切ではないでしょうか。

どうしても気になる方は、葬儀社に相談し、レンタルの方法もあります